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FCスタック一般的に燃料電池はプラス・マイナス一対の電極触媒層で電解質膜をはさみ込む構造となっており、この発電可能な最小単位を「セル」といいます。
一つの単独セルで発できる出力は小さいため、積層または連結をして「スタック」構造の形で発電装置として利用されます。
この乗用車用のFCスタックは330枚のセル構造で、セル同士の境界には「セパレーター」が存在し、水素や酸素を供給する溝が形成されており、それぞれ電極触媒層に水素と酸素が供給され電気を生み出します。
このFCスタックの最大出力は128kW。
容積24L、重量24kgで小型化と出力密度の向上が図られました。
第2世代MIRAIではFCスタックは昇圧コンバーターと一体化することで運転席前部のボンネット下に搭載されています。
FCスタック全体を小型化することで、乗用車用の他、定置式の燃料電池としても利用されます。
(提供)トヨタ自動車株式会社